市井ケンジロウの独り言

趣味で文学・音楽を創作している者です。

面接官の相槌について

 新卒時の就活や転職活動のときのことを振り返ってみると、面接官で相槌を打たない人が結構いた。普段会話をするとき、多くの人は相槌を打つことと思う。相槌を打たない面接官は、それが面接の場であるという理由で、そうしているのだろうが、これはよくよく考えてみるとおかしい。面接とはいえ会話であるから、相槌を無くして緊張感を生むのは、合理的でない。会社で会話をするとき、まともな人間は相槌を打つのだから、面接でも日々のビジネスシーンを想定したコミュニケーションがなされるべきだ。相槌によって会話のリズムが決定されるのだから、それを敢えて不協和にするのは、全く建設的でない。緊張感には良し悪しがある。面接という場には、むろん良い緊張感が必要なわけであって、悪い緊張感を生むのは、単純に面接官が採用不採用を決定するという立場的な強さを悪用しているに過ぎない。こんな悪習はいい加減消滅してほしいものである。